多汗症は病院での治療や手術で治せる病気です

背伸びする

様々な治療法

わきの多汗症治療には、症状や程度に合わせて様々なものがあります。
現在、病院でよく行われている治療方法は、以下のようなものになります。

■塗り薬の処方
多汗症で悩む方に、最初にまず行われる治療法として、塩化アルミニウムなどを有効成分とするクスリをわきの下に塗るという方法が行われます。
塩化アルミニウム液には、汗をかきにくくさせるという作用があるのです。
このクスリは、製薬会社の製剤がなく、各病院で調合されて処方されています。
副作用のリスクが少なく、安全に使用することができるので、最初の治療として用いられることがほとんどです。每日わきの下に塗ることで、じょじょに効果があらわれきます。
軽度の症状であれば、この方法だけで改善することがほとんどです。しかし、この方法があまり効果を見せなかった場合には、次の段階の治療に入ります。

■イオントフォレーシス
病院で行われている多汗症治療として、イオントフォレーシスも一般的です。
特殊な医療機器を使用してわきに微弱な電流を流すと、発汗を抑える作用が期待できます。
この治療のメリットは、健康保険の適用がされるということです。そのため、安価で病院での治療が受けられます。

■ボトックス注射
美容外科病院でシワ治療に用いられることの多いボトックス注射ですが、多汗症の治療にも用いられています。
2012年11月からは、その効果の高さと安全性が認められ、健康保険の適用も認められました。そのため、現在では多くの多汗症ケースでボトックス注射が使われているのです。
ボトックス注射とは、A型ボツリヌス菌から取り出した有効成分を患部に直接注射するという治療方法です。
注射を行うと、その部分の筋肉が弛緩されます。筋肉に動けと命令を出す神経伝達物質の伝わりを抑制するため、筋肉がゆるんだままの状態になるのです。
ボトックス注射は、美容外科病院ではしわを改善するための治療に用いられています。しかし、もともとは顔面チックや眼窩痙攣、小児脳性麻痺、斜視といった筋肉緊張を伴う疾患の治療に使われていた薬剤です。

このボトックスをわきの下に注射することで、神経伝達物質の伝わりを抑制して発汗しないようにさせることができるのです。
一度注射を行うと、その効果は数ヶ月間持続します。効果が高く副作用もほぼないため、ボトックス注射は、現在、多汗症治療の分野で広く行われています。

■交感神経遮断手術
多汗症を手術で改善することもできます。
様々な病院で広く行われているのが、交感神経遮断手術です。
多汗症は、発汗をつかさどる交感神経が過剰に働いてしまうことで起こります。ですから、その交感神経の働きをなくすことで汗を止めようというのがこの手術の基本です。
手術によって交換神経を切ったり焼いたりすることで発汗を抑えられるようになります。特に、この手術は手のひらや足の裏の多汗症に効果が高いといわれています。